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Channel: YESのやっさんのブログ
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知らない人には難しい機械なのかも知れません。

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最近、大忙しの上に慣れない機種の難問が続きまして
ここで書くのも長くなりすぎたり、ぶろぐをさぼって折りました。

さて先日、ある業者様から(マリン業界のお店ではありません)
BF8がどうにも直らないということでSOSだったのですが
行ってみてビックリ連発・・・

ダムの清掃に使うらしいのですが
なんとこの高さ!エンジンを確認するだけで金◯が縮みますだ!
イメージ 1

試しに取り敢えず試乗・・・階段だけでもクタクタ・・・
イメージ 2

始動一発ですが、一本死んでるな・・・
数秒すると復帰しそうな音・・
なんとか動きそうなので船を出したら数秒でストップ??
再始動すると・・かかる??アイドリングで検水が出ない!
原因確定!

説明しよう!(なんか漫画であったね?)

調子が悪くてすぐ止まるそうなのでキャブ掃除はしたらしい。

多分、水が上がらずオーバーヒートしたので
エンジンが壊れないように火花を間引きして回転制限を行います。
しかし、失火させるので徐々にプラグがくすぶります。
そこでなんとかかかっても始動すぐには片側が失火した。

徐々にプラグが生き返って火花が飛び正常に燃焼したが
水が上がらないので、すぐにオーバーヒートして・・・
を繰り返すワケです。

船を上げてエンジンをチェーンブロックで吊って下ろし
(8なら通常一人で下ろせますが腰が引けて力が入らん!)
では講習会・・とばかりに
ギヤケースを外して粉々のインペラを見せながら
状況の説明と今後の作業内容を説明し、持ち帰ることにしました。

パジェロで行ったのでギヤケースを外さないと乗らないのも有ったんですけど。

イメージ 3

ギヤケースとエクステンションケースを外して
欠片を探しますが全部でこんだけ~~~~!ちょっと足らん!
イメージ 4

失敗は許されないので、結局、こんだけバラすことになるんですケドね・・・

キャブを外した時の組み立てミス発見。チョークワイヤーが擦れてます。
細かく見るとなんでもないような組み立ても気を付ける所って一杯あります。
イメージ 5

ほとんど工賃で部品はガスケットばかりです。
勉強代が嵩みます・・・

イメージ 6

アイドリングで止まる事が数回あったら検水を注意。
インペラの寿命によるオーバーヒートはアイドリング時に
サーモや通路の詰まりによるオーバーヒートは高回転時に起こることが多いです。

ここテストに出ますよ~~!



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