コイツは参った！

ブログが進む一日です。

お客様にご報告がてらご紹介します。

超耐水加工に送って頂いたBF2Dを作業しながら

ヘッドカバーをステンレス製に交換と
フロートチャンバーが錆びてきてたので交換をお薦めして
キャブを開けたら・・・・

コーヒーが出てきた！？？？

ワケはなく多分燃料の最終型の黒い汁！完熟してます！

もはやあの酷い匂いもないので気が付きませんでしたが

おそらくかなり長期の放置エンジンです。
一瞬何がこぼれたのか分からず思わず黒い汁は拭いてしまった後の写真です！

キャブレタークリーナーで溶けそうなので掃除をはじめましたが

圧力テストでフロートはジャジャ漏れ
スロージェットは完全に塞がってます。
キャブの中は一杯入ってたのに
箱の中に溢れて無かったので不思議ですが
こぼれないほどしっかり詰まってたのでしょう・・・

徹底的にやっても直る保証がありませんので、新品キャブをお薦めします。

念の為タンクも点検します。

ウエスで底を突いてみたらマックロケ！

クリーナーを吹いてひっくり返しておいたらこの通り！

タンクとホースも交換して欲しい・・・意外と安いのでホッとしましたが
かなり高額の修理になります。
全部新品にすると３万円程度になります。

想定外なのでもう一度お客様に相談してみます。
今までで初めての案件です・・・

エンジン本体は錆もなくてスムーズにネジ交換出来ました。
圧縮も確認しましたがしっかりありますので

少々高く付いても直す価値はあると思います。

しかし、ギアオイルはこれまた真っクロケ～！
思い当たるフシはありませんか？それにしてもビックリ案件でした。