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クラッチにオイルが回ってます。最近多い修理です。

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超耐水と総点検で持ち込まれるBF2Dは10月後半になって急に多くなりました。
部品の注文も増えましたのは、皆さん点検はじめたからでしょうか?
それとも給料日??

久しぶりにエンジン下からのネジがボロボロすぎてこうしないと外れませんでした。
頭をドリルでねじ込んで行ったら一本はびっくりして外れてきました。

写真のように頭を飛ばして逆さにして叩いて外しても
残ったネジはいつも簡単に緩んできます。
しかし、綺麗な塩のほうが気になりますね(笑)
ヘッドカバーは赤錆というより電蝕で穴が開きかけておりました。
イメージ 1

ありゃ~~~ん??クラッチがオイル漬けになっております。
こうなるとどういう風になるんじゃろか??
半クラッチから急に繋がるのか、そのまま半クラッチ状態なのか??
見えにくいですが、ベアリングは黒いオイルでコテコテです。

イメージ 2

最近このような物を洗浄するのは、秘密兵器を使っております。
環境にも優しいし、パーツクリーナーを節約することになります。

クラッチシューとフライホイルを外すと、やはりここから漏れております。
クランクケースを開けてオイルシールの交換ですが
このシールはストップするものがなくて心細いんです。
その辺まで押し込んどいて・・て、感じなんです。

イメージ 4

綺麗になったドラムです。

イメージ 3

ヘッドカバーを新品にしてタペットも調整して・・・出来上がりです。



同じようにもう一台持ち込まれたエンジンは
プロペラが回らない。思い当たるフシは水没させた・・・・あちゃ~~~~!

お客様の前でここまで分解しましたが
こうなるとクラッチはアッセンブリ交換になります。そのほうが安心ですよね。

イメージ 5


水没させて、エンジンオイルを何度かん交換してガソリンも入れ替えたら
エンジンはかかったのでそのまま半年放置して
先日、点検したらプロペラが回らないと言うことです。

エンジンも気になりますが、すでに半年放置してあるなら、
事を荒立てず(?)様子を見ますか・・・



最近突然修理が増えてまいりました。

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スズキのDF50のギヤケースのスケグが割れてしまったというご相談を受けまして
写真を送って頂き、溶接修理も出来なくもないとお返事してたのですが
やはりケースの交換をして欲しいということで
ギヤケースを送って頂くことになりました。

気になることが・・・・・

プロペラもがたがたなので交換したい。一緒に送る・・さらに
送るにあたってギヤオイルを抜いたら白濁してたので、ちょうど良かった・と・・・

もしかして・・と、朝、開梱して1番に確認した結果・・・やはり・・・
プロペラのシャフトが曲がっておりました。

見積もりが少々高くなります・・・

スケグが破損と同時にプロペラも大破した場合
シャフトの曲がってる可能性はかなり高くなります。
曲がったシャフトでグリグリとオイルシールをやってしまうとケース内に水が入るワケです。

イメージ 1

電話で見積もりのお話をした時に、ケースの交換は
ギヤとシャフトと周りの小物は使えますが、一旦外したベアリングは再使用不可のものも多く、
ケース単体で想像するより修理は高く付きますとはお伝えしておりますが
使えるシャフトが一本減ったことになります。

こういう場合、ギヤケースASSYの方が時間的にも早くて、
細かい部品を外す手間もいらないので、そんなに金額も変わらないことも多いのですが
スズキの場合はアッセンブリの供給が無いのです。

つまり、使える部品があればその分少しでもお安くなるのですが
パーツの注文などの手間を考えるとちょっと頭が痛い案件です・・・
部品注文の手間はいただけないですから・・・

とは言え、こうして通信修理は全く嫌ではないんですよ!誤解のないように。
お客様にはお気の毒ですが、高額な修理は大事な”儲け頭”ですので
決して嫌な顔は致しません。

ただお客様にご報告が・・・少々嫌なんです・・・

2PS専門と言われないように頑張っております!詳細はまたご紹介致します。



ありそうな案件ですが、こりゃ~無茶ですわ!

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超耐水のネジセットを買っていただいたのですが
ご自分では途中で断念されたようで、送って頂いて修理することになりましたが
ちょっと想定外の事が多すぎてご報告がてらアップ致しました。

送って頂いてから分かったのですが
ご自分でステンレスのネジに交換を試みてらっしゃいましたが
それがまずかった!

エンジンを下から止めてるネジが3本折れてます。
全く弛みません。イメージ 1

シリンダの一部を交換したほうが良さそうです。
エンジンを外すのも今までで一番苦労したんじゃないかな・・

クラッチハウジングと一緒にエンジンを下ろすしか無かったのですが
バーチカルシャフトを抜かなければこじるので、ギヤケースを外します。が
前側のネジが完全固着でここのネジも折れました。
DK2なのでここまでなってるのは珍しいですね・・・
ノックピンも外れそうにないのでギヤケースも交換になりそうです。
イメージ 2

シリンダを止めてるネジは純正だと頭は錆びて無くなりますが
ねじ山は錆びてないのが圧倒的に多いです。
ですので、ここは最悪ドリルで頭を飛ばしてしまえばエンジンは意外に簡単に外れます。
しかし、付いてたネジはステンレスの全ネジでした。
隙間が多く強度が足りません。

下4本の一番上がノーマルのネジ、2本目3本目が今回ついてたネジ
4本目が超耐水に使ってるネジです。
3本目が折れたネジですが、純正ネジが折れてます。これは他のネジが折れたため
ガタが出て折れたと思われます。こんな折れ方した物は始めてです。

ただステンレスのネジにすれば良いというモノではないというのが分かって頂けるでしょうか?
正にこういう事に成らないようにそれなりに工夫しております。
イメージ 3

さて、他にもたくさんステンレスのナットなどが使われておりましたが
ワッシャが入ってない、ブッシュが外れてないのでネジが締まってない、
しっかり絞めなければならないところにゴムのワッシャが入ってたりと
かなり我流の対策が見られます・・・

見積もりちょっと高く付きそうです。





ギヤケースは高く付きますからご用心を

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遠方から送って頂いたスズキのDF50のギヤケースですが
プロペラがガタガタでスケグも曲がってるとなると、やはりシャフトも曲がってたのは
先日お伝えしたとおりです。

さてバラした結果をご報告致します。

バラし終わったギヤケースですが、ひどい折れかたですね。
イメージ 1

この時代のスズキの船外機はインペラのしたから、もう一枚剥がれます。
プロペラのシャフトを引きぬきバーチカルシャフトを抜くのですが
このように抜けてきます。勿論ここは再使用します。スタッドボルトが錆びてて苦戦しました。

イメージ 2

ギヤケースの上にスタッドボルトが残るのですが、これは予想通り折れましたが、価格はしれてます。
ギヤケースは交換するので外す必要もありません。

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プロペラのシャフトも交換します。かなり曲がってました。この部分全部組み換えです。これは難しくないですね。
部品代が12,900円。
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ギヤオイルに水が混じるということだったので、ここのシールも交換になるのですが・・・
割れてます!プロペラの前のワッシャでコジラれたのでしょうか。
ここはアッセン交換になりますが、しょうがない程度の価格です。8,800円なり・・・
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ケース交換はだいたい10万円かかりますねとお伝えしてたのですが
ほぼその通りで追加したシャフトとハウジングでほぼ2万円、結果、税込で12.5万円になりました。
プロペラも追加すると・・・やはり頭が痛い修理ですね。


以外にコイツを疑わないんです・・・

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先日調子を見て持って帰って頂いたんですが
止めた後かからなくなったと、持ち込まれまして
確かに全くかからず・・・ありゃ~~火花が飛んでない??

火花が飛ばない時はユニット交換。
最近の機械はあまり壊れないようになりましたが、交換してみるしか判断できません。
テスターで測って見られるのはコイルの抵抗値だけです。

しかし念の為、先日買って頂いたばかりのイリジウムプラグを外して
標準プラグに交換したらあっさり始動???

プラグの異常はホントにデリケートなものらしく、ものすごく遠回りすることが有ります。

何より一番に見なければならないはずなんですけど
前例が少ないと、経験が邪魔をしますね。

当然全く新品のように綺麗なプラグでした。
プラグを掃除ってよく言われますが、イリジウムは決して掃除しないでくださいね。

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パーフェクター11の強化!

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初めての仕事なんですが、
パーフェクター11なる船を大きなエンジンを積むために補強して欲しいと言うご相談を受けました。

ざっと見積もりと言われましても、どのような船なのかも存じませんので
小さな船の加工なら5万円程度が上限かな・・という勝手な判断で
やってみましょうか・・って言う感じで引き受けることになりました。

トレーラーで運ぶので床の補強をします。床面ほぼ全部の仕事です。
平らな場所はクロスを1枚張ります。一発でかなり強化されますが
真ん中の部分などはペラペラなのでもう一枚貼るところと
開口部付近は補強を入れます。
色は塗らないと言うお約束なので泡などが入ったら丸見えです。
どこで仕事したの??ってことにならないように綺麗にしなくちゃね!
イメージ 1

さてメインイベントのトランサム補強ですが
浮力体を外して船外機の当たる場所を点検。穴を1つ開けてテストみたらプスンと入っちゃった穴です。
ありゃこれはウレタンフォームで補強してあります。
合板が当ててあると思っておりましたが、頭の中で書いてた方法はここで断念!
この板から床まで連結して船外機で、こじてもがっちり受け止める等にしたかったのですが・・

それと重い船外機をしっかり締めたら芯がウレタンでは凹んでしまう??これは要相談だ!

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ここでお客様に変更プランを連絡しましたら
メーカーに聞いていただいたようで、ウレタン部分は大丈夫とのことなので
ちょっと安心!50PSや100PSなどの船に比べるとあまりに薄いので加減がわからん!

お客様のご要望通り内部から床までの補強を始めます。が
板を貼るつもりでしたがパイプが邪魔をして思うように厚みが取れないことに気づき
FRPを厚めに広めに張り込んでいきます。
イメージ 3

ポコポコ言ってたハルがこれだけでコツコツいう音に変わります。
ここは経験が物を言います・・・あ・・初めてだった!(笑)
いやどうすれば強度が増すかは分かりますって!

トランサムの作業風景です。こうすると格段に作業が楽になり一度に出来る作業が倍増します。
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8・9PS程度だったらこれで十分だな・・と思い直したんですが
相談した方法に比べるとやはりかなり強度不足だし、むしろオーバークオリティのほうが安心だし
やはり外側も補強しようと夢のお告げが有りまして・・

4MMのアルミ板を曲げてもらって作っちゃいました。
これで完全に予算オーバーなのですが、初めての仕事を任せて頂いたお客様の勇気と
ブログネタ提供と、私の興味と自己満足で埋め合わせることに致しましょう!
楽しみでしょ?そして仕上がりが心配でしょ?(笑)
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実は取り付けを決定してから、トランサムのゴム板を外して確信したんですが
船外機が当たる場所が凹んでます。写真ではわかりませんけどね。
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出来上がりがこれです!見るからにガッチリしますし叩いた時の音も全く違います。
これで外側から2面の補強、内側で底までの補強が連結されたことになります。
さすがにアルミの塗装なしというわけにも行きませんので両面白くペイントして
コーキングで密着、ステンレスボルトで固定してあります。イイんでナイカイ?
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最後に毟り取ってしまった発泡スチロールに変わってウレタンを取り付けますが
接着してしまっては何か有った時に面倒なので取り外せるようにしておきたかったので
トランサムと合板をステンレスのボルトで連結して数枚のウレタン板を挟み込みました。
ボルトは引っかからないように両サイドの袖からはみ出ないようにしました。
メンテも楽にできます。これで出来上がりです。
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BF2D4超耐水は作業が順調に進んでたんですが・・・

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もう10年使ってるんですが
後10年使いたいので総点検をと言う事で遠方から持ち込んで頂きました。

D4にしては随分状態が良く、使用頻度も少ないようで
ネジ1本も折れることなくエンジンを載せるところまで来たんですが
D4はクラッチハウジングのボルトも交換するので外しかけた所???一本緩んでる?
外したらポロッと欠片が落ちてきました。
ちょうどその時お客様はお食事に行かれて・・・俺が折ったみたいじゃないか~~~!え~~!と
ノミの心臓が破裂しそうになりましたが
帰られたお客様にお話したら、修理しようということになり、しっかり積もりをしようとさらに分解します。

そしたらこの通り・・・・3本あるフランジ部分は1本も残ってませんでした・・・
シャフトとマフラーで連結してたのでしょうか?正に危機一髪!
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私が折ったのでは無いことが証明されたようでホッとしましたがお客様は大打撃です。

エクステンションケースはD6になった時変更になっておりまして
フランジ部分が肉厚になっております。
それだけではなくその為に当たる部分の形が変わって
エンジンアンダーカバーも交換しなくてはなりません。アッセンブリ供給になっており17,400円です。
エンジンのヘッドカバーやキャブレターのチャンバーなどと工賃を足すと約4万円・・・

どうするかしばらく思案した結果、修理続行と決定しました。

倒したりするとこうなることがあるんですよ・・と、説明したら
そういえば何度か倒したことが有ります・・・って・・・聞いてないです(笑)

なにか思い当たることがある場合は、そんなことが有りましたって
ラッソン・ゴレライ、説明してね・・ってことで

水没修理のご報告。

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関東から送られてきたBF2Dは水没の修理依頼です。

見積り依頼を頂いたのですが
急を要するとお伝えして、ざっとの見積もりをさせて頂いております。

箱を開けていきなりエンジンを下ろす作業に入ります。
一番急を要するのがクラッチハウジングの中なので
取り敢えずエンジンを外すわけです。

クラッチのベアリングは絶対交換しましょう。
ほんの数日で手遅れになります。

エンジンもクラッチ側からクランクケースを開けて・・・・え~~~~~~~!
真っ白なエンジンオイルが規定量(笑)入ったまま送られてきてました。

水没時もそうですが、運送中も事故がなくてよかったですこと・・・
そういえばえらく念入りにこの面が上とシールがベタベタ貼ってあったのは
こういうことだったのでしょうか・・

写真など撮らずに一気に作業しましたが
一先ず証拠写真をば一発!
クランクケースを開けて、ソルトターミネーター溶液でジャバジャバ洗います。
クラッチは同様にした後、ベアリングを交換した所です。

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組み立て時に厄介な奴が居るんですが
先日、いつも苦労するので特殊工具を自作しました。
何に使うのでしょうか??
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こうやって使います。
クラッチステーというドラムとクラッチシューえお取り付けるとき
規定トルクで締め付けるのが大変なんです。もともと回るものなので何かで固定することになりますが
ブロックそのものが小さいので持ってられません。
エンジンスタンド作るほどのことも無いですしね~(笑)
この後取り付けるクラッチシューもそのまま付けられます。
オイル入れ口を持ってトルクレンチでいとも簡単に規定トルクで締められます。

”備えあれば嬉しいな”・・です。
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応急処置完了のクラッチとエンジンブロックです。

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早く日が暮れて仕事時間が短くなりますね。
老眼で暗いところでの仕事が億劫になります。

さてビワマスの禁漁期間が終わろうとしております。
10・11月は鱒屋の品川キャプテンの所の船が、入れ替えとトレーラーのメンテや加工
近藤ガイドさんのJACKの運転席加工など、アルミ溶接、ステンレスパイプでの手すり制作など
はたまたレンタルボート屋さんは南湖の事情で北湖は大忙し、
急患は待ったなしで、ステアリングや油圧モーターなど
なんでこんな時に重なるの?というほど仕事に追われました・・・
いやまだ残り3日の分はしっかり残っております。

なんとか終われそうな段取りになってきて、ホッとしております。頑張るぞ~~~!

11月が終わりますね~!

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本日を持ちましてビワマスの禁漁期が終わりますので
明日から一斉に船が動くはずです。

修理や改造メンテナンスも今日が期限となるお客様も多く
3日ほど前から、残り3日だぞ!と言わんばかりの確認と最速が相次ぎ・・・
後3日あるやんけ・・などと思いながらもなんとか間に合いました。

近藤キャプテンのJACKの仕事のほうが大変だったのですが
気が急いて写真など全く撮ることを忘れておりました。
本日収めた品川キャプテンのマシンの加工など見ていただきましょうか・・

ベースはスズキのGF21の2型中古。エンジンはDF70Aがついておりました。
一通り整備してから、ハンドルをノンフィードバックタイプに
リモコンワイヤーを赤から青に、つまり長寿命高剛性低フリクションワイヤーに
イケスにはデッキウィッシャーにもなる様にエアレーターを私が取り付け
トローリングの設備やオートパイロットなどはキャプテン自ら取り付けされてます。

手すりの製作工程ですが
ステンレスのパイプを採寸して曲げていくところから始まります。
片側4本のパイプを切ります。図面はなし。ぶっつけ本番です。
弊社の場合おッポンのパイプを何箇所も曲げるのは困難ですので
一箇所曲げたパイプを繋いでいきます。曲げ終わった所です。
イメージ 1

安物のベンダーですが使い方次第でそこそこ綺麗に曲げられますよ。

TIG溶接は細かい作業です。最初こんなもんかな?ってやってみたらとんでもないことになりまして
根性入れ替えまして、ネットでコツを物色しまくり、
最近、パルス制御をうまく使うことで
あまり焼けずにうまく・・いやそこそこ見られる仕事ができるようになりました。
鉄板の上でVブロックなどで抑えながらチョンチョンと仮固定していきます。

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形になってきます。

イメージ 3

船に合わせてフランジや金具も溶接するんですが
斜めになった部分の角度はやはり難しい!

トランサムから上がる時にくぐれるように、
エンジンがどの位置でも当たらないように
タモを持って後ろから魚をすくうのに危なくないように
立ってオシッコをする時に掛からないように・・など条件はたくさんあるのです。

出来上がりはこんな感じです。

イメージ 4

続いて、仕上がっていたはずのトレーラーのクレームです。
バンクの位置が加工しなくてよかったはずだったのですが
イケスのスカッパーが板の上に引っかかるということで、全部の足を切って位置の変更・・
これやってよと言われたのが付い3日前・・・おい!ッて感じですがなんとかしなくてはなりませんよね・・
出来上がりの写真です。
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曲げてあったパイプを溶接からトレーラーの加工まで1日でやってしまったのですが
ほぼ1日溶接してたので顔が痛い・・溶接面が自動なので
目を焼くことはありませんでしたが、今日は朝から顔がパリパリです。
頭もフケがたくさん出て汚らしいおっさんです。

ツルツルのお顔に戻ったら一度キャバクラでも行ってこようかな・・・
もう一台、アルミとステンレスの大きな仕事が入ってるので
ボロボロにならない間に・・・

一度仕事場を片付けないと大変なことになってます・・・

BF8Aはホンダ船外機の極初期から有りました。

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いわゆる四角い時期のエンジンで最終型のBF8Aは
BF7.5、BF100から始まったホンダ船外機のルーツでございました。

私もホンダ船外機からこの仕事に入ったので
極初期のこのエンジンはよく修理しました。最初のやつはまだポイント点火でしたよ。
その後、15PSまでになったエンジンが9.9PSを兼ねましたので
BF8として残ったわけです。

インペラの交換がしにくいエンジンでしたが
今回入って来たエンジンはそんなことわすれてしまってて
うっかりギヤケースを外してしまいました。

バーチカルシャフトが上下で外れたり、
シフトシャフトがギヤケースからエンジン部分まで一本物だったりして
ホントにやり難いんですが
昔思ったほど時間はかかりませんでした。
道具も当時よりたくさん持ってますしね・・・

このエンジンの初期のものを触ったことがあるのは
いまホンダの特約店の中でも何人いるんだろうなどと考えながら・・歳取るわけだ・・
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何事も経験と言うことですね。アルミ溶接やってます。

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あれやこれや何屋さんか分からないくらいいろんな仕事をしてますが
今、頑張ってるのが某施設のレスキュー艇です。

海坊主の屋根のようにリーゼントトップからタワーまでご注文頂いております。

タワーや屋根はやはり太いアルミパイプで作ったほうが美しいです。

溶接機のせいに出来ないように、いいのを買ってありますが
機会も少ないので1年以上経ってやっと使えるようになってきました。
ネットで諸先輩方の経験を調べまくって、やっとここまで出来るようになりました。
出来てしまうとアルミもステンレスもあまり変わりなく出来てしまうもので
以前の仕事とは比べようがありません。
仕事が早くなったので消耗品の量もガクンと減りました。

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パイプを曲げて溶接し、ここまで出来たところで

テント屋さんに採寸してもらいに行ってきました。

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コイツがタワー用の60Φです。さすがに曲げるのが大変です。
ちょっと曲げすぎると直すのも大変です。同じカーブのものを2本作ります。

イメージ 3

アングルを抱き合わせて溶接してます。
ロープを掛けるところを作るのですが、やっと構想が決まりました。
その取り付けベースです。
イメージ 4

何処で分解できるようにするかな・・・ここの角度はどれくらいがいいのかなど・・
考えることはいっぱいあるんですが・・・
メモ一枚で作っていけるのが、一人仕事のいいところです。出来上がりにご期待ください。


聞いてないんですよ・・・・

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エンジンオイルが漏れるということで修理に送って頂きました。


超耐水加工と一緒にヘッドカバーの修理をオススメして作業を始めます。
結構錆びております。

クラッチ内部も真っ赤っ赤なので、ベアリングを交換します。
スロットルケーブルも両方錆びて色が変わっております。交換がベストです。
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エンジンを下ろすのもマフラーのネジがヤバイ!
横穴を開けて潤滑剤を注して折れずに抜けました。
ヘッドカバーも4本とも無事弛みました。
オイル漏れしてるエンジンは意外とヘッドカバーのネジが折れないことが多く
長時間油を注してる状態が続いたせいなのでしょうか。

エンジン降ろし完了してヘッドカバーがこれ。
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ここがやばそうです。
プレートを外すことが出来ないので、あの加工は無料オプションというわけには行きません。
遮熱板を止めてるネジも完全に頭が無いので、ここも別途になります。
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そして、イグニションユニットもコアが錆びて膨れてきてます。
交換がおすすめです。

送って頂く前に大体これくらいとお伝えしたよりもかなり高くつくので
全部確認してきちんとした金額をお伝えしようかと思って点検した結果・・・・・・

大きな音がしなかったでしょうか???
穴が空いております。高価な修理を覚悟した時ここは点検して下さい。
こうなってると聞いてたら送って頂くことはなかったかも知れません。
マフラーも中でバラバラになってるはずですので、
以上の修理全部やりますと5万円以上付くはずです。

イメージ 4

残念ですが、買い替えの時期に来ております。

さてこのような場合、皆さん料金はどうなるのか心配されます。

弊社の対応をお知らせしておきます。
きちんとした見積もりには、分解して各部の確認が必要です。
ここまでも工賃が勿論発生致します。が
快く出費される方はなかなか居らっしゃいませんよね。

弊社の場合、このエンジンを部品取りとして頂くと言う事で
相殺させて頂いております。
あまり利益になることはありませんが、
新品の超耐水をご注文頂くことが殆どなので、こころばかりという感じです。

今回はどう判断されるでしょうか?お伝えしにくいですね。


修理の定番メニューのご紹介。

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結構分かって頂いてると思ってても
やはりご心配な方が多いらしく、BF2Dのメニューを一度ご紹介しますね。
ここで金額を書くのは結構リスクが大きいのですが・・・・

新品は、ノーマル使用が税込86,400円で
超耐水使用は税込92,880円でパワーアッププレート加工は無料オプションです。
動作確認調整込みで、送料は別になります。

そして多いのが”中古を買ったのでOHして欲しい。”ですが
超耐水加工の作業しながら、エンジンを降ろして点検していくのがオススメです。
ステンレスにネジを交換しなくても、ネジが錆びてたりして交換すると金額は変わりません。
作業が基本1万円でよく交換するのが、ヘッドカバーとフロートチャンバーで
キャブのOH,タペット調整含めて15,000円程度になります。これは税別です。
ここでネジが折れたりすると一箇所3000円ですが
簡単に取れると頂かない場合もありますし
3箇所以上折れるとシリンダブロック交換のほうがお得感が有りますが
エンジンを分解することになりますので3万円程度の金額になります。

ギヤケースはオイルシールの交換がメインになりますが
ラインなど巻きつけてプロペラの奥のシールだけの交換でしたら3500円程度。
バーチカルシャフトのシールもやると6000円程度です。
それ以上の修理は多分ギヤケースASSYということが多くなると思います。
グやケースマルごとが30,800円です。

首に穴が開いてたら、つまりエクステンションケース交換は部品が10800円で
だいたいマフラーも同時に交換になるのでこれが5450円。
アチコチ交換してここまでヤる事になると5万円程度になるので
新品をお勧め致します。

だいたいこんな感じでしょうか・・・・
ほとんどの場合、超耐水プラス軽症で10000~20000円の修理です。
サビが酷くてシリンダ交換して30000円程度なら修理されることが多く
それ以上の首下の交換が増えて50000円にもなりそうなら買い替えをお勧め致します。

送って頂いたエンジンはこちらで処分されるなら、見積もり作業代金は頂きません。
組み立ててお返しするということになると1万円プラス運賃くらいは必要になりますが
前例はありませんね。

そして持ち込まれる方に好評なのが目の前で修理してしまうことですが
カメラとインタビューが一緒になりますので緊張します(笑)
部品が無かったり重症だったりすると出来ませんし、勿論予約して下さいね。

以上ですが、疑問がありましたらお気軽になんなりと・・でございます!



コソッと発表されました。BF100A

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ホンダ船外機にBF100Aが投入されました。

去年から実は人知れずBF90のマイナーチェンジが有ったのですが
その時から海外には100PSで出荷されてて
パワーアップされたエンジンをデチューンしてBF90で販売してました。
当然、馬力は90PSに抑えられてますが
パワーアップは体感できるほどで
バスボートではプロペラサイズを2つ上げても十分走り
当然最高速はかなり上がりました。

価格はBF90に比べてたった25,000円アップ?
ラインアップが必要だったのでしょうか?

私の単なる想像ですが
ガラパゴスモデルを世界共通モデルに統一していくのではないかと・・

BF2が中国生産になるのは発表されておりまして
やや形が変わるそうです。
内緒ですが・・・BF2.3と検索するとちょっと
現行モデルと違った形の写真が出てきます。
これが世界共通モデルだとすると・・・・

今、買うかどうか迷ってる方・・・頑張ってみましょうか?
お正月に少しばかり応援しますから、お楽しみに!

今年最後の大型作品です!

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ある施設からレスキュー艇をご注文頂いておりましたが
シーズンオフなので、急がないよというお言葉に甘えすぎて
今に至ってしまいました。

中古を組み合わせて、これこれこんな感じ・・・というわけですが
冷蔵庫の中の食材でおいしく食べられるものを作る感じ??

ちょうどいいヤマハの27Ftの和船がたまたま以前にもお付き合いのある業者さまの元から
床を貼り直した状態で売りだされ
見もしないで任せて頂いた施設の社長様の御厚意もあり
またまたちょうどよさ気なエンジンの中古も入庫して
すべての主要材料がうまく調達できました。

用途はカッターの伴走と強風時の牽引なので
海坊主を見て頂いてリーゼントトップを設置することになりました。

和船が入庫した時はこんなもんかい??というようなお顔でしたが
最終段階で相談させて頂いた時にはカッコ良くなりましたね~~!と第一声!
嬉しくも有りホッとする瞬間でした。
さて見ていただきましょうか・・・

パルピットは船酔い等のレスキューの時、前から船に着けて人を乗り込ませる時が多いので
強度不足は多少目をつぶってセンターは連結しませんでした。
ハルの形状に合わせてSUSパイプを曲げるのは難しいデスね・・・
浅い角度でクネクネと3次元に現物合わせで曲げました。
最近階段ぽ手すりでジグザグのヤツがあるでしょう?あんな感じのユルイやつです。

後部は水面からの梯子をかけたりするので手すりがありません。
でもタワーの太いパイプや屋根も手すりの代わりになります。
そして、それと交代に前への手すりを設置します。

レスキュー時には船の上で立って作業するので
頭を打たないように、常にどこか持てるように作らなければなりません。

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オリジナルリーゼントトップは強度のある部分を探しながら作っていきます。
廃品利用みたいにならないように見せるのに苦労します。

我が海坊主はややデザインがそういうふうに見えちゃうのです・・・
初回作品なので自分用にやってみた結果・・・いい勉強になりました。

最初に運転席を仮においてみた状態です。漁船に下駄箱が置いてある・・みたいな・・
オーナーにこの状態で見ていただくのは、却下されないかちょっと心配になります(笑)
出来上がるまで夢に見るほど頭のなかでシュミレーションします。
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オーニングのサイズを決めて製作中。まずこれを作ってテント屋さんで生地を発注します。
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これは、タワーの後ろに引っ張るための金具をつけるベッドです。
アルミアングルを重ねて溶接して伏せた状態でタワー後に取り付け
大きめのクリートをネジ止めします。アルミ溶接がなんとか身に付いてきた感じです。

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リーゼントトップの出来上がり!前に一人くらいぶら下がったって全然平気ですよ。
万が一のことを考えて、斜め部分、オーニング(屋根)、両サイドのバーは分解できるように作ってます。
両サイドのバーはさや状に作って差し込んであります。苦労しましたがすべて社内で制作しております。

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さて、なぜタワーの上部で引っ張るの?と疑問の方。
船外機の船でトーイングやレスキューしたことのある方ですね!

船の後部で引っ張ると、舳先が行きたい方向に向かないんですよ。
船の中央付近で引くようにすると、その部分を中心に向きを変えやすくなります。

ウェイクボードのトーイング艇が殆どタワーが設置されてるのはこのためです。
勿論、ロープが扱いやすくなりますのでエンジンに巻きつける事故も防げます。
助手が居ない時は労力が全然違います。
ただし、重負荷で旋回する時は不安定になりますので注意が必要です。

また、エンジン前部の油圧システムや配線配管に接触しにくくなります。
今回は後部にも手すりを設置して、さらにロープがエンジン付近に引っかかるのを防いでおります。
そして、その手すりは後部確認の手すりと同時に、
物入れからバッテリーや燃料タンクなど重量物を出し入れするとき力を入れやすく
転倒防止にも大きく貢献します。何しろすべて20Kg以上のものですから
腰痛持ちの私などすごく楽ですよ。

さて、この船に構内用ですがトレーラーを作らなければなりません。
年明け一番の仕事は鉄工作業になります・・








新春2PSキャンペーン前倒しのお知らせ

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数日前から新年にキャンペーンを開催しますとお知らせしておりましたが
昨日あたりからお問合せを頂いたお客様が数名いらっしゃいまして
数日後から安くなったのでは気分が悪いだろうと
キャンペーン価格でお求め頂きました・・・ので
お客様の御都合もお有りだろうし、
私も元日からアップするのも大変だということで
前倒しで新春価格を発表致します。

BF2DK2トランサムS超耐水で

ご希望の方にはパワーアッププレート加工もして

86,000円で税込92,880円のところを

  90,000円にさせて頂きます。

 期限は2016年1月15日までのお申込みで

   台数はホンダに無くなるまで(笑)

弊社在庫はあと5台あります。

それ以上お問い合わせが有った時は
休み明け一番にど~~んと発注かけますので
よろしくお願いします。

多分全然大丈夫のはずですが
ご入金は在庫確認してからで結構ですので
ご心配なく!


な~~んだ!と仰る方!
スタンド1,000円とメンテセット2,000円が付いてくる・・とか
遠方までの運賃が気にならなくなる・・とか
すご~~~い!でしょ?(笑)
なにせ初めての値引きです。

ついでにスズキのDF2もやっちゃいましょう!
これもYES仕様(アイドリングの安定と極低速のレスポンスアップ)
税込116,640円を、93,000円
ただし、通販は出来ませんのでご了承下さい。
これも弊社在庫は1台ですが、出来るだけ用意してみます。

もうご注文頂いても結構なんですが
弊社在庫がなくなり次第、年明けに納期をお知らせ致しますので
その旨ご了承下さい。

それでは良いお年をお迎え下さい。





初荷です!

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キャンペーンでお買い求め頂いた超耐水の出荷始めです。
正月明けから3日にでも出来るかと思ったのですが
あれやこれや一緒になって今になってしまいました。

まだまだ出荷可能ですのでよろしくお願いしま~~す!

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不思議な事の起こる日でした??

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今日はBF2Dの超耐水加工を2台ご予約いただいており
張り切って仕事を始めました。

まず一台目はD4の加工だったのですが
古いのでネジ折れで途中で断念・・なんて事のないように・・・
などと思っておったのですが
全く綺麗な状態で新品を加工するのと変わらないほど簡単に終わりました。

午後からもう一台はD6でしたがごく初期のもので
ネジこそ折れなかったんですが、ヘッドカバーなど交換して
良かったね!等と言いながら最後にオイル交換をやりかけましたら
エンジンのドレンボルトがなんとも固い!
勿論ドつくか・・とマイナスドライバーでガツン!???めちゃくちゃ固い!
最後の一発でユルんだ!んだが何か違和感???
え~~~~!折れるか??これです。勿論初めてです・・・・恥ずかし~~~!
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では・・どうするべきだったのか??
ドレンは樹脂カバーよりも凹んでて、ペンチでは掴めません。
この部品を交換するにはもう一度エンジンを下ろす・・・・少し前にヒラメキました。
エンジンアンダーカバーを下ろす・・パンツを下ろすように・・・
そうしてから強力なペンチで緩めるのが一番堅いやり方かと。
エンジンの固定ボルト4本を外して少しずらすとなんとか外れました。
黒い上のカバーも外せば割と簡単そうです。
もう一度エンジンを下ろすのは如何に慣れててもメンタルのカヨワイ私には悲しすぎます。

部品取りのエンジンのを付け替えて、お許し頂きましたが
ドレンをドツク時は注意が必要です。
くれぐれもご注意を・・・知らないことがあるもんですね??日々修行じゃ!

そしてこのお客様、お支払いはカードでもいいですかと聞かれ、勿論OKですとお答えしたものの
カードリーダーが電池切れで近くのコンビニへ行って頂くはめになり・・・またまたお恥ずかしい!
笑いながら(怒りながら?)帰路につかれたと思っております・・・

正月明けから反省材料が山盛りでございます。笑ってやってくださいな!

不思議な事が起こります。その2

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2ヶ月ほど前に買って頂いたBF2Dなんですが
すぐに試運転した時は異常なしだったが
先日、使おうとしたら吹き上がらない・・ということで
クレームで直して欲しいとのご要望が有りました。

超耐水加工をしたエンジンはオイルガソリンを入れて試運転してからお送りするので
殆どクレームはないのですが、そんなことを言ってても仕方がありません。

さて送られてきたエンジンはオイルのドレンが固くて緩まないと言う事で
入れたまま送られてきましたが
運送屋さんにきちんと対応していただいたようでオイル漏れはありませんでした。
運送会社にもよるんですケドね・・・・

しかし、これが幸いしたのです。
オイルの量はきちんと守られて適量入っていたのを確認できました。が
試しにかけてみたところスターターを引いたらポコポコと音がします???

症状からキャブレターと読んではいたのですが、外してみると
クリーナーケースからオイルが多量に出てきます。
キャブを外してもオイルがこぼれます。ブリーザーのパイプもオイルまみれ。
どこか空気通路にオイルが貯まってたようです。

クリーナの底にオイルが溜まって吸入された空気は
その層を超えて吸い込まれたのでしょうか??それでポコポコ泡の音がした?経験ない・・・

しかし、スロットルを開けて大量の空気が必要になると対応できず吹き上がらない。
こういう事のようです。
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クリーナーケースの通路は確認しましたが、異常なし。
綺麗にオイルを掃除して念の為キャブも分解して点検しました。試運転も問題ありませんでした。

オイルの量は適正だったので
数ヶ月の保管時に反対側寝させておいたか、チルトアップした状態でそのような姿勢だったのか
立てておいた場合はケースのほうがキャブよりも上なので
それぐらいしか原因が考えられません。

しかし今日はレアケースが複数ある不思議な日です。

クレームにはならないのですが、折角弊社で買って頂いたので工賃を頂く程の事もないし
お客様と運賃のことを相談してみますかね・・・



接触不良はホントは怖いんです。

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珍しい案件が重なることがたまにあるんですが
今回はバッテリーの接触不良による修理が重なりました。

一台はヤマハのF40なんですが
コイツはかなり苦労しました。

症状が珍しいのです。
バッテリーを繋いだ瞬間からジジジ~~~!と連続音がします。
何処からかといいますと、リレーASSY(FEIの各種動作を集中して制御するリレーです)
ISCバルブ、高圧燃料ポンプから動作してるのとは違う小さな音です。

試しにYDS(診断コンピューターです)を繋いでもECUは作動してませんし
リモコンハーネスを外しても症状に変化なし。
FCUハーネスを外すかリレーASSYを外すと音は止まります。

こういう場合は部品を交換してみるしか方法がない・・・

一番怪しくて一番安いリレーASSYを交換してみます。13,500円・・・

うまく行ったら儲けもの・・ですが、やはりダメ・・変化なし。

ここで大きな判断をしなくてはなりません。
どれが原因でどれが結果か・・・ハーネスが65000円程度
そしてECUが75,000円程度だったと思います。
どちらか・・それとも両方か・・両方だと部品代で15万円なり!

多分両方だ・・とは思いましたが
ヤマハマリーナさんに相談・・・今までやったことを伝えますが・・分からない・・やっぱそうだよね・・
持ち込んだら中古の部品は用意できるというので、助かったと思いましたが
ECUを交換してみましたが症状は変わりません。
しかし、ECUを外してよく見たら・・・コネクタのところで樹脂の焦げた後がある・・
対応するハーネスのコネクタを見たらやはり少し焦げてます・・ほんの少しです。

気が付かずECUを交換しましたが、幸い煙は出なかった・・
私がやって煙が出たとしたら・・・怖~~~~!

そして結論はやはりハーネスの何処かが短絡してるのではないかと同じ結論。

ECUとハーネスの交換決定です。

ややこしい作業です。
でもヤマハさん今までやった中では意外と楽かも・・何処のが大変??黙秘権使います・・・
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結果は・・・バッテリースイッチは入れておいて、バッテリーのターミナルをチョンと当てて
火花が出ないか確認します。パチッとも言わないので締め付けて(正常でも言うエンジン、メーカーも有ります)
キーをオン!何事もなかったようにあっさり始動しました。あ~~~良かった!
お客様に確認した所ジジジという音はその前日もしたそうでその時バッテリーを外してたそうです。
接触不良ではなかったかもしれませんね。
こういう修理は時間ばかり経つのと、最終手段はバクチみたいなもんで好きじゃないです。

そしてもう一台はホンダBF60。バッテリーを逆さに繋いだ!
気がついた時はエンジンは始動不能!
アイソレーターからは煙が出た。・・と、こちらも電話で重症の予感。

しかし、繋ぎ直したらエンジンがかかった!しかし止めたらもうかからないという追加の電話・・
オカシイ???トドメさしたかもと困るお客様・・・

トレーラーで持ち込まれたエンジンはバッテリーのターミナルを揺さぶるとあっさり始動!

こちらは接触不良で偶然助かった珍しい事例です。

逆接したエンジンは大きなヒューズが飛ぶんですが
その時は火花で接触不良したのではないか・・
しかしアイソレーターは別ルートなので炎上。

その後、アイソレーターを外して繋ぎ直した所つながってちゃんとエンジンがかかった
しかし、一度エンジンを止めて再始動時は、再び接触不良で始動不能。
と、ドラマチックな事が起こってしまった・・としか考えられない。良かったですね~~!
アイドリングがちょっと不安定なので、余計に心配したようです。
ビワマスのトローリングで使用時間が1000時間超。
ISCバルブの点検と開弁率の調整が必要かな・・プラグも交換しましょ。

バッテリーはメインスイッチ取付と、蝶ネジのターミナルを増設して
たくさんの配線を分離して止められるようにします。
高額な修理を覚悟されたようですが、安く済みそうです。

バッテリーターミナルの締め付け不良は結構深刻で
レギュレターが燃えたり、ECUがパンクしたり症状は様々です。

ヒューズは残念ながら、パルスでは切れにくいのであまり役立ちません。
蝶ネジを使ってるなら軽くペンチで締めるくらい気を付けましょう。
火花で船が燃えたりしたら・・・ゾッとしますよね・・

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