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Channel: YESのやっさんのブログ
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特殊工具を作ってみました。

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船外機にかかわらず最近はコンピューターなども含めて
特殊工具がたくさん必要です。

特にギヤケースの分解にはたくさんの工具が要ります。
その中でギヤケース内部に圧力をかけて
オイル漏れの場所を特定する工具が有ります。

今まで弊社ではギヤオイルを圧力をかけて入れるポンプ容器で
診断してたんですが、ちょっと大げさなので適当なものを探しておりましたが
あるんですが高い!貧乏症の私にはどうも敷居が高いんですよね~~~。

なんとか作れないか考えてたんですけど・・・・
いいのが出来ました!

おかしくないでしょ?

イメージ 1

空気を送るポンプは血圧計の部品です。アマゾンから調達。

最大値0.1Mパスカルの圧力計。モノタロウから調達。
0.3気圧程度加圧してそのまま置きたいんですよ。
まず、0.3気圧と言うのは何パスカルなんじゃ?と、言うところからわからない・・・
調べるのは簡単でしたが、いつからこんなに単位が増えたんだ??
圧力はパスカルになってから昔人間にはなじめないな~~・・・

この工具は使えそうな物を買うと安いものでもネットで2万円程度、専用の正規品ならもっとします。

今回、材料費は3,500円程度ですが、正確なものが出来たはずです。

使い方はギヤオイル入口にねじ込んで(ジョイントWホースです。)
0.03MPa程度加圧して漏れる箇所を診断するわけです。
強い圧力をかけるとオイルシールが外れたりしますのでデリケートな仕事なんですが
これで一安心です。すごく楽になりますし小さいので持ち運びも楽です。

イメージ 2

ギヤケースはもちろん、キャブレターのニードルバルブのテストにも使えます。
その工具は昔、持ってたんですがガソリンを触った手で使うので
数年でボロボロになりました。

これなら汎用品で作れるので部品に困ることはありませんし
船外機のプライマーポンプに比べると、血圧計のポンプってめっちゃ安い。
しかも微細な圧力をコントロールしやすく付いてるバルブ(ポンプについてるネジ)も素晴らしい。
エア漏れも全く無いし、1,000円以内。消耗品なんでしょうか・・・

チーズ(二股)とニップルはモノタロウオリジナルで申し訳ないほど安いし・・・
なんかウッシッシ~~って感じです。



大仕事超特急仕上げで大忙しでした。

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ブログをご無沙汰しておりました。

実は2月中旬から大仕事を受けておりまして、頭がいっぱいでした。

8年前に作った遊覧船をもう一台ご注文いただきました。
その時の記事です。

今回は動くようにしてキャビンまで取り付けるまで
納期が・・・・・10日!!
それでなんとか花見に間に合うのではないか・・と・・

昨日納品が終わってホッといたしました。

エンジンはBF80A新型です。1台目を作った時、
BF75Dがあまりに静かで32Ftをらくらく走らせるので、オーナーが絶賛!
今回もそのシリーズで最新型と言う事になりました。分かってらっしゃいます・・・

前の作品よりも一ランク上の仕事をしたい!
写真を撮るのも忘れるほどあれこれ工夫が必要でした。

その時からはホンダのキーパネルは小さくシンプルになり
ハーネスのサイズも豊富になり、40Ft必要なものも延長ハーネスが用意されてるので
楽になりましたが・・・

リモコンケーブルはせっかくだし新しい物を使いたいので
2本繋げて延長することにしました。ホンダの純正で一番長い32Ftと
一番短い10Ftを専用の金具を作って繋げましたが
従来の33Cを使ったものとは全く違うダイレクトな感じがします。
長いと違いがよく解りますね~!

長さに余裕ができたのでリギングホースを使って船外機の周りは
初代に比べて見事にすっきりしました。

そうだ・・写真もないのに分かりにくいでしょうから
後日改めてご紹介します。

明日から横浜でホンダの会合です。
新型100PSの試乗も楽しみですが
新しい2PSの事情が大至急必要ですよね~!

分かり次第、許される範囲で最大限アップしますからね・・・・

どうも値上がりする様です・・・ので、値切ってきます!(笑)

行ってきましたボートショー

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3日間留守にしておりまして、それまでに送って頂いてた船外機も修理出来ず
お待たせしております。
今日は、納品に追われますので、明日から順次作業にかからせて頂きます。

さて、一番関心が高いであろうBF2Dの新型をしっかり見てまいりました。

中国生産になるので品質はどうなんだろうか?

大して変わらないのに、モデルチェンジが必要か?

値上がりなんてしないよね?

ざっとこんなご意見が多いのですが・・・

かわいい!しかし、いかにもヤスモンを作ったように見える・・しかし、これはサンプル出品なだけ・・らしい。

イメージ 1

で、インプレッションですが中身は殆ど変わりません。
ですから超耐水加工もそのまま続行致します。

じゃ何が違うのかというと・・・

タンクが1割要領アップします。これもどっちみち予備タンクを持っていく方が多いでしょうから
たいしたメリットもありません。

しか~~~し!一つ目。
タンクの蓋がぐんと高級感アップ!落ちドメの糸??が付いて回らなくなり
同時に蓋の開け閉めが斜めに入りにくくなり、軽く回ります。

そして2個目
エンジンのカバーが今まで頭をポンポン叩くようにして、嵌めなければならなかったんですが
かなり簡単に止められるようになりました。

さて・・・どちらも大したことない??様に思いますでしょ?

でも、触った感じは随分高級感がでて、想像を超えてフィーリングが良くなりました。
並べてあると先代機種が逆に中国製??ッて感じかな。

で・・本当は品質はどうか??という話になりますが
何処の国で作ってもホンダ品質は変わりませんからご安心を!と言うことでした。
確かにその心配は無さそうでした。ご期待ください。

中国製になって値上がりなんてしませんよね??と言ったら
勿論そのつもりっだたが為替の関係で若干値上がりするかも・・・って
未だ検討中で今月中旬には価格も発表されて
来月早々に販売開始と言うことでした。

ここまでは書いてもいい範囲・・の筈です。

ホンダBF100Aについて

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さてボートショーのことはちょっとだけ書きましたが
その前二日間はホンダの会議と試乗会で神奈川におりました。

去年末に発売されたBF100と****
****につきましては、ものすごく良くなった・・とだけ申し上げておきます。
トップシークレットなのでこれ以上触れられません。

さて、BF100は初めて乗った船でセッティングもわかりませんので
個人的には乗ってもよくわかりませんので
エンジンの横で音を聞いておりましたが、確かに音は90とは違います。
特にハイエンドの回転数では違います。
多分パワーも出てるのでしょう。

じゃ、100がいいのか?

お客様の中には普段でもハイオクを入れる方がいらっしゃいます。
燃焼室の清浄作用を期待されるようです。
この方たちには5万円程度の違いでしたらお勧め致します。
この重量で100PSは小さな船体には魅力的です。
レギュラーを使っても90PS以上は出るようです。

しかし!
レギュラーを使いたいなら90がおすすめです。
一昨年のマイナーチェンジで90PS以上・・出てるそうで
ハイエンド以外は殆ど変わらない。
つまり90は大変良く出来ております。ので
私の海坊主でも使っております。

漁師さんの業務にはこの100を使うことはないでしょうけど
中型バスボートなどには面白いんじゃないかと思います。

ホンダのリモコンが変わります。

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ホンダのサイドリモコンが4月から変わります。

メッキリングが付いて高級感が出ましたが
このリモコン実は画期的な工夫がしてあります。よく見て下さい・・・

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普通このように外側に貼り付けた時にボックスを裏向けにしますが
その時、レバーも裏側になり、チルトスイッチは外側になりますよね?

このリモコンはレバーも裏向けに付けられます。
勿論好みでどちら向けでも、ということです。
ホンダのロゴの付いたリングも両面付けられます。

デザインはフラッシュマウントの様に高級感がでましたね。

パクリ??

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ホンダの会合でガヤガヤいつものあるあるネタをだべっておりました所
大先輩がBF2Dのオイル交換が入ってくると、こぼれまくって気が滅入ると言うお話を聞いて
それなら弊社の大定番ジョイントウォターホースが重宝しますよって
お話をしておりました。

そして、会議の後のちょっとニュース的な物を紹介されてたんですが
ホンダの販売店向けのサービスニュースに・・・なんと・・そのまんま!
しかもジョウイントだって!(笑・・・失礼!

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夜のパーティーの時に担当者に・・おい!アレは弊社の記事のパクリではないか!と、優しく聞いたら
はい!パクりました!       
正直でよろしい!

先ほどの社長も・・え~~~!これで簡単にできるのか??
うちにもいっぱいあるぞ、これ!ヤマハのは使えないのか??
私・・・使えますよ~~!弊社のHP見てないの??

お役立ち情報満載のYESでございました!

ジェイモの修理預かりましたが・・

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BF2をお持ちのお客様で
ジェイモも持ってるが直せないかとのご要望で
ま・・やってみますか・・と、請け合ったのですが

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刈払機のエンジンですよね?
火花は出てるのでキャブだな・・

まず、プライマーで燃料が送れないので
どこか通路が詰まってます。

リバースの通路が錆びて塞がってます。針で指してる穴と上の曲がってるパイプの何処かです。
かなり硬いのでドリルで開けてスプレーで通しても全く通らず
針金で突いても無理でした。

ジャンクボックスから探してきた同様の部品が上側です。
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分解時破れたり、バシバシに固くなったダイヤフラムとガスケットは交換します。
部品は用意できました。

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自信満々でリコイルを引っ張りまっしたが指導せず・・・

キャブ本体の何処かに異常があるようです。コイツはキャブレターASSY交換ということになりそうです。

やっと修理が追いついて参りました。

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横浜から帰ってきて、発電機の修理や納品
あちこちの船外機の整備や、はたまた突然降った雪のせいか除雪機の修理など
バタバタこなしておりましたが
カーチャンがどうやらインフルエンザらしく高熱で寝込んでしまいました。
私はなんともないのでカーチャンのほうが少しは賢いのか??

さて、お待たせしておりましたスズキのDF5の初期型は
たまに出てくるシフトレバーの固着です。
ガチガチに固まっており操作不能で、エンジンを降ろして
最後にはサンダーでカットしてハンマーでドツキ倒して・・・外れました。これは新品です。
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スタンドに残ってるのは細い首だけ・・・

ついでにインペラとアノードも交換しておきます。

組み立て完了して試運転待ち・・エンジンの調子も少しは悪いらしいので点検しなくちゃ!
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数日前から修理にかかっておりましたジェイモは、キャブレターがあの草刈機のかとか
これと違うのかとか・・いろいろ憶測をお客様と相談してたんですが
やはり輸入元に聞いてみるのが一番かと思い提案させて頂きました。
やはり正解でと船外機用に調整してあると云うことで純正を発注されたようです。

キャブレターは本体価格の1/4に当たる価格でした。
輸入品にはあるあるで私も昔、ある船外機のキャブレター交換の見積もりで
なんと!4気筒分で25万円もしたのが有りました。
勿論修理することはありませんでしたが・・・

因みに純正部品がいつも安く思うのはホンダでございます。
製品は少し高い場合もありますが
メーカーさんもやはりどこかで帳尻を合わせなければなりませんし
できるだけ安くしなければ売れないこともよく知ってるはずです。

メーカーもいろいろですが販売店もいろいろで・・選択肢にはいろんなファクターがありますな~~!

金属加工してます。

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遊覧船のご注文を頂き
急いでエンジンを取り付け、検査も完了しましたが
エクステリヤの弊社の担当が手すりと乗り降りする所の階段があります。

いつもより太いパイプをご希望されましたので
注文時にパイプの厚みや加工方法など聞いてみましたが
出来るかどうかは弊社の工具事情と腕前で決まります。

やはりパイプの曲げはテストでこのままでは不可能と判断しました・・・・

しかし、締切までになんとかしなくてはならないのは何も変わりません。

試作に材料と時間が消耗されていきます・・・

一番左が最初に曲げた物・・ベコベコです・・これでは体裁悪いですよね??お返事は・・勿論ダメ!
その次があれこれ工夫して再トライ・・・なんとか行けそうな気がする・・・

右2本が成功!どうやらこれでシワにもならず曲げられそうです。
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ネットでもググりました・・・砂を詰める??加熱する??
もっと簡単です・・しかしこの曲げ方は万能ではないんです。
簡単な裏技です。

しかし、出来てしまうといとも簡単に次から次へと出来るもので
今までよりも簡単に曲げられます。

こっちはアルミのステップです。
桟橋から船へ渡る時のステップです。
板を曲げるのは鉄工所さんにお願いして、骨組みを考えました。
なるべく軽く、簡単に設置でき、安全に使える様に気を使います。
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明日は溶接だ~~!

もうやりたくない・・・

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もうやりたくないと思うことがたまにあります。

今回はま・・やってみようかな・・と、思いましたが
やはり結果に満足できそうにありません。

いやエンジンは調子よくかかりますし
ちゃんとプロペラも回ります。

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先日からお預かりしておりますジェイモですが
新品のキャブレターを送って頂きましたがスロットルワイヤーの付け方が???
分解時、よくわからなかったのですが
キャブを外した時にプラスチックの部品が飛んでしまって
よく見ることが出来ませんでした。

しかし、それを使ってもどうもこのワイターの状態を固定することが出来ません。
キャブの下に位置する穴に通ってるのですが
これじゃ抜くことも出来ないので交換も切るしかない??
お客様がなにか他のワイヤーに交換されたのでしょうか?
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さんざん悩んだ末に思いついたのがカミツブシと呼んでたオモリ、今はガンダマというのでしょうか・・

これをワイヤーに挟んで遊びの調整と抜けドメを解決しました。
どっちのしても交換は切るしかないので問題なし??

出来上がりの写真です。
もともとキャブのワイヤーを固定する場所は片方が大きな穴になってますので
きっちり付きます・・・これでいいのだ・・・
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さてさて出来上がりましたが、どうも達成感のない修理ですこと・・・

DF5が新しくなりましたね!

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スズキのDF5の新型が出荷準備が出来たようです。

何処が変わったかって言うと
まずはさらに軽くなってトランサムSだと24Kgまで軽量化されました。
現場で取り付けるのに軽く運べるのは5PSまでだと思うので
さらに軽量化されたのは大きいですよね。
2PSから乗り換えなんかが増えるかもしれないですね。

キャリングハンドルが前後に付いて持ちやすくなったので
さらに軽く感じると思います。

そして、デコンプが付いたので始動も軽くなりました。

タンクは少し小さくなったのは残念??
しかし、頭上タンクになって、キャブにガソリンが供給されやすくなり
今までの内部タンクを使うのにはポンプでキャブまで送られるまで
リコイルを引いてやらなければならなかったのに比べて
初期始動はグンと楽になるはずです。

4ストエンジンは横に寝かすとき向きがデリケートでしたが
このモデルはチルトアップ方向と左右はどちらでもオイル上がりの心配が無くなりました。

チルトアップ時は3段階で止めることが出来ますが
下げる時はロックすることなく一番下まで下がるのも新機構です。

時々、2PSから乗り換えを考えてると相談されることが有りますが
来月には同じシリーズで6PSも出ますから、いい選択肢が増えますね。

シックス18FtにスズキDF30PS贅沢仕様!

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この度、まるで私に好きな船作っていいよ・・と、言わんばかりの
ありがたいご注文を頂きました。

ビワマストローリングに使う船ですが
和船とトレーラーで持ち運びが楽なように、考えて欲しいと言う事で・・・

選んだ船は大き過ぎず小さ過ぎずと言う事で
シックスの18Ftをチョイスしました。

船外機は贅沢にスズキのDF30、インジェクションモデルですね!
しかもリモコン、センターコンソール、さらに油圧ステアリング!と豪華版です。
さらにイケスは小さく、配線は床下を通し
色はオールグレーにスペシャルオーダーです。この色は始めてオーダーしましたが
実にいい色です!
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私のやってみたかった船を具現化したようなご注文・・・裏切れませんね!
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しかし・・・想定外の仕事がたくさんあるのでした・・・マロールの油圧システム取り付け。
エンジンはボルトで取り付けます。性能を限界まで引出す為、アップセットします。
モーターウェルが狭く油圧シリンダが当たるのも、避けられます・・・が
クランプハンドルが当たります。いや当たらないシリンダが送ってきてますが
そうするとハンドルをいっぱい切ってやると金具が曲がってしまう事がありましたので
クランプ部分のしたの出てるところをッカット。そして邪魔になるので油圧シリンダの金具の
はみ出た部分もカットして取り付けます。

写真はクランプ部分を片方カットした所です。恐ろしいことをすると・・思うでしょ?
何で切るのって?丸のこですよ・・・
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シリンダの両サイドのクランクした金具もエンジンに近づけて付けると長くてジャマになります。
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これが完成した写真です。
シリンダからの金具は直角にエンジンを押すように出来上がりました。

エンジン取り付けボルトも長いとジャマなので、カットして
船体の上部近くにボルト穴が開くので、アルミのアングルを加工して補強してあります。

油圧システムにしたのにはもう一つワケがありまして
船外機の舵をオートパイロットで動かしたいというリクエストを頂いたのですが
今のステアリングワイヤーはノンフィードバックシステムが付いてます。

そうするとその辺の付け外しをその都度やらなければなりません。
仕掛けもその度の作業も大変ですし、すっきり付けられる自信がない・・・

しかし、それは油圧でも同じです・・・が思い付いたのです!

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出来上がった写真をご紹介した時、成功すればお見せ致します!

To be continued



同じ機種って妙に重なるものです。

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先日からDF70の初期型が続いて入ったのですが
古い機種の修理は割と高く付くことが多いですね。

今回、いきなり耕うん機の同じ物が入って来ました。
片方はタイヤチューブの交換と耕うん爪の交換ですが
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もう一台はこの通り・・・ミッション全バラシ・・
最近のホンダの耕うん機は二重反転するものが多いのですが
外軸と内軸の間のオイルシールが畑に使うヒモなどで損傷することが有ります。
反転するのでスピードも倍速になり、シールが傷みやすいのでしょうか?
小さな耕うん機には素晴らしいメカですが、反面弱点にもなると云うことでしょうか・・

少しはなれたつもりですが
最初はミッションケースを半分に割ったら、ギヤがバラバラと落ちてきて
組み立てるのに苦労しました。マニュアルを見なかったバチが当たりました。
写真はロータリー軸の部分は外した後で、ややこしい部分が付いてません。
残ったギヤは走行用のギヤです。よく考えたもんだと感心します。

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しかし機種が古いので
奥のシャフトのシールの当たり面がやや荒れているので交換するかと思いましたが
すでに部品が打ち切り!
ま・・使えると思うので綺麗に磨いて再使用するしかない。

爪を交換して、ミッションOHしてると下手すりゃ10万円近くなりますが
お客さまいわく10万円でこれと同等品は買えないしね・・・と。ごもっともです。

三年前に整備しました・・・って??

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簡単そうで厄介な仕事というものは普通にあるものです。

今回は係留保管のヤマハSRVですが、ステアリングが動かないと言うことです。

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この機種はエンジンを外す必要はないのですが
漁港で浮かべたままやってほしいと言うご希望は流石に無理!

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船体後ろからエンジンの横に立って小さな点検口から細かい作業になります。

船の修理工賃は浮かべたままの船と、船底の仕事は倍と言われます。
勿論、はかどらないし工具を落としたり、追加部品が要ったりすると
いらぬ手間がかかります。

動かない船を持ち帰るとなると、余計な仕事が増えますので
早期発見を心がけましょうね。

せっかく持ち帰ったのでインペラなど整備はしといたらどうでしょうと申し上げた所
三年前に整備しました・・・と言うお答えでした・・・??

係留保管で三年だと
三年間整備してません・・という方が正しいと思われます(笑)失礼!

しかし、予感的中!ギヤもエンジンもオイルが真っ黒け!
もう少し早い目に交換してくださいませ!イメージ 1

新兵器は大活躍してます!

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ガソリンが漏れてるようです・・と、BF2D6オーナーがいらっしゃいまして
オイルかとも思ったのですが、どうやらガソリンのようです。

スタンドに立てて見てても全く漏れないのですが
冬下に作った新兵器で診察しますと

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キャブの燃料の入り口に繋いでコックを閉じて加圧します。結果エア漏れなし。

タンクの給油口を閉じてエアベントも閉めてタンクに加圧。これも漏れなし。

キャブを逆さまにして(フロートバルブが閉まるようにするわけです)加圧。
小さな漏れる音とともにメーターの針はみるみる下がっていきます。フロートの漏れと断定できます。

次にキャブのフロートを掃除して再度テスト。やはり漏れます。
フロートバルブは全く綺麗なもので汚れもありません。

ここまではお客様の前で見てもらっていたのですが、よくわからない様子だったので(失礼!)
新品のキャブレターの箱を開けて同じテストをします。
当たり前ですが、全く漏れがありません。

燃料コックは大丈夫だったので、ほんの少しコックが開いていて
少しずつフロートに入っていたのが、これ又少しずつオーバーフローしていた。と考えられます。
見える化出来ないと難しい症状だったと思います。

ここで新品のキャブにするか、フロートバルブを交換するか??

フロートとニードルバルブ両方だと約2,500円です。

対してキャブ丸ごとは7,800円です。        

あなたならどうされますか?

私の場合、キャブアッセンブリをオススメします。
溢れるほどのオーバーフローや目に見える汚れが原因とわかるなら別ですが

何度も細かい部品を交換して、手間を掛けるより
丸ごと新品のほうが最終的に安くなると考えるからです。

今回、加圧テストが出来なければ漏れてないようなのでもう少し様子を見ますか??
なんてことになるかもしれませんし

キャブの新品を付けてもお客様も、不信感を持たれるでしょう。

我ながらいいもの作りました!ご注文があればお作りしますよ~!






原因不明のエンジンブロー?

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新型発売が遅れてるんじゃないのか・・・

品質的には問題なくても時間的には微妙なのか??

新型は勿論発注しておりますが、未だ納期が決まらず・・って感じのお返事でした。
ゴールデンウィーク間に合わんのじゃないか??

胃が痛い!!!


さて、なんか大きな音とともに始動不能になってしまった!という、お客様からエンジンが届きました。

DK2なので新しいと思ったのですが、すでに6年くらい経つのかな・・・

すでにネジがボケてギブアップ!!ということなので
エンジンを下ろすことは間違いなしです。

エンジンの取り付けボルト下からの4本はギリギリ外れました。

マフラーのネジは不幸中の幸い。上のが間違いなく折れる・・予感。
3MM程度の穴を上から開けて、CRCを垂らす・・・そして様子を見ながら・・・弛みました。
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ところが・・・・大丈夫なんじゃないのかな???

電話を頂いた様にパワーアッププレートを自分で付けたので
それが原因か??と言うことでしたが、
プレートを固定する皿ビスは頭がボケてドライバーが噛みません。
荒業をご了解します。

サンダーでパワーアッププレートを十字に切断します。
黒い樹脂のスペーサがあるのでうまく切ればブロックには傷はつきません。

そして、プレートとボケたビスを溶接します。噛まなくなったら一緒に回せる物を付けたら良いのです。
熱も加わり、緩みやすくなるのに一役かってくれます。ただし作業は細かいですよ。

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オイル漏れが有ったというのはいつものここじゃなかろうか?
ここがオイルにまみれてると、長期にわたってオイルが染み込む為かボルトが折れることは少ないです。
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これも聞いてなかったけど、まもなく限界でしょう。膨れてますね。
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しかし、大きな音がして再起不能と言う症状とはちょっと結びつかない???

バラス前に圧縮は確認したのでエンジン内部がバラバラということはまず無い筈です・・が
どっちにしてもヘッドカバーは外さないといけないので
直るんじゃないかな??とお客様に連絡するのはもう少し様子を見てから・・・と、思ったら!

これだ!バルブクリアランスが数ミリあります。しかも吸排気両方。クランク内でなにか起きてます。
そして、これが原因なのか結果なのか??初めての症状です。
ロッカーアームの支点のホルダーが割れてます。勿論ブロックと一体です。
シリンダブロック交換は確定しました。
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プッシュロッドも曲がってます。何か異物が入ったか?それともピストンとバルブが事故??
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お客様!新しいの買って下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無いじゃないか~~~~~!

勿論怒ってみてもどうしようもないのは分かってはおりますが・・
ホンダさん!ノンキすぎます・・・本田真凛ちゃんを見習ってください。

BF2D品切れの緊急措置取ります!訳ありの詳細です。

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現在まで数台の新型を待って頂く旨の連絡を数軒頂いておりましたが
ゴールデンウィークに間に合わない可能性が出てきましたので
緊急措置を取りました。

ホンダの在庫でトランサムLは残っていたので
ホンダと交渉して、10台特別価格で確保致しました。

しかし、元々5000円高い商品を買ってSのシャフトを買って
弊社でSに加工して販売することになりますので
お安く出来るはずもないのですが
超耐水を今まで販売してた価格と、同価格で用意できます。

ですから銘板にはLと書いてありますし
箱も大きいので縮めてお送りすることになります。

ご了承頂ける方、ご注文お待ちしております!


訳ありの10台ってどういうこと?

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先日からDK2の訳あり10台の件について
どういうことか??と言う質問を多数頂いております。

ここで説明させて頂きます。入荷したトランサムL10台。
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メーカーに残っていたトランサムLを皆さんがほとんどお持ちのSに改造して
提供させて頂くということになるのですが
お前がやって大丈夫か??などの疑問もあるでしょうから(笑)

ギヤケースの分解の説明と共にご紹介します。

LはSに足を長くするために大きなスペーサーを入れて長くしてる事が多いのですが
つまりそのスペーサーを外してやるわけです。

ですが、そうするとシャフトも短くするのは当然として
水冷だと冷却水を揚げるパイプやギヤチェンジをするシャフトなども交換することになり
ワリと多い仕事(何で?)ですが、普通に厄介な仕事です。日本語が変?

しかし、空冷で遠心クラッチだと随分楽になります。

しかし、少々値引きしてもらっても元々5000円高いので
シャフトを買ってブッシュを買ってパッキンを買って、工賃も考えると
工賃は全く出ない・・状態です。
なので、超耐水限定ということにさせて頂きます。

手術台に上がったL、同じようなヒレが2段についてます。
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ギヤケースを外してシャフトを交換します。まずはギヤオイルを抜きます。
???色がオカシイ??新品なのに水の混入?
新しいギヤオイルを抜くとこういう色の時期があります。
金属の粉が混じって黒くなっていく過程でこうなる様です。
たまにクレームだと言われてシール交換することもあったんですが真相は抜いた後じゃわからないんですよね。

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プロペラボスはこじる溝がついてますが、ドライバなどでこじると
塗装も剥げるし欠けることもあるので、弊社では上下のネジ穴に特殊工具を引っ掛けて
グルッと回して外します。

シャフトの長さが10数センチ違います。
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パッキンは使えそうですが新品に交換します。
残ったパッキンを綺麗に取るのに、私はノミを使います。
棟梁が使うような高級品はアルミまで削りそうなのでアマチュア用のセット物。力が入れやすくてGOO!
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組み立てたギヤケースは一応圧力テスト。0.4k程度でテストします。異常なし。疑いは晴れました。
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全部でこれだけの部品を交換してSに生まれ変わります。

ゴムブッシュは右の小さな穴がSの方は空いておりません。
左上の通称下駄にはそこに通るパイプが付いてるんですが、なぜ付いてるのか?
今回は改めてホンダに聞いてみましたら
Sと違って水面から離れるので排気の脈動を利用して、水を跳ね上げ
シャフトとゴムブッシュの摩耗を防ぐのに冷やしてるんだそうです。勉強になりました。

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これだけなら黙ってたらわからない・・のですが
予備検査のプレートにはトランサムはLと書いてあります。
因みに免許無用艇に使用するのには無用な認可ですので関係ありません。
そうでなくても検査の時に改造しました・・程度で通りますけどね。

そしてお送りする箱は少々大きいので切って縮めてお送りします。

エンジンブローの検証

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緊急措置のBF2DK2はすでに3台ご成約いただきました。
バタバタしております・・・

先日のブローしたエンジンを分解してみました。
ついでにもう一台も・・・2個1で組み立ててみようかと思っております。
両方シリンダ交換決定のエンジンです。

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なんでプッシュロッドが曲がったのでしょうか・・・やはりよく分かりません。が
ここにオイル漏れの跡があったり
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クランクにも軽微な焼きつきが見られます。オイル切れか??
クランクシャフトの右の方が錆びてます。上のオイル漏れの原因の1つでしょう。
ヘビーユーザーを自覚していらっしゃいましたが年式が新しい割に全体に塩付きが多いですね。
ピストンは大丈夫でした。
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こっちのエンジンはネジ折れ多数で予算オーバーしたエンジンです。
こっちのほうが中身は無さそうなのでこっちの部品を使います。
シリンダは勿論新品です。
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どうもオイル管理がイマイチだったようにも思えますが
プッシュロッドが曲がったというのは、オーバーレブくらいしか考えられないけど
何が原因???今まで1台もそんなのは無かったけど・・・


あれこれたくさんありがとうございます。

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朝起きたら今日はあれとこれを片付けて・・と、思ってると急患が入ります。

プロペラが大きな音とともに出て来よった!って??漁師さんからお電話が・・
取り敢えず見に行くと、プロペラボスから軸ごと飛び出してます。

そろそろあの時期なのでは・・・と、お話しながら
持ち帰って点検することにします。

ギヤケースを外して、エンジンをかけてみて
ぼろろろろ~~!とかかったらギヤケースASSY交換。
がらがらららっらあ・・と言ったらエンジン丸ごと交換。どっちかだね・ってことで
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結果は安く付く方になりました。と、言っても12万円なり!
淡水でも腐食します。海水の腐食の仕方とは違うようですが。
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さてさて毎日の日常業務となりつつあるBF2Dの整備ですが
本日は埼玉県から送って頂きました超耐水です。

ギヤオイルが白濁するということでしたが
交換後送られてきたので、綺麗なオイルが出てきました。
いつもの圧力テストをしてみましたが、問題ありませんでした。

しかし、ラインが巻き付いた後白濁したというご報告でしたので
プロペラボスのシールは交換することにしました。
綺麗に外すのは意外と難しく、マイナスドライバーなど叩き込むと傷がつきますのでご用心。
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新しいオイルシールを入れますが、真中が盛り上がってるので特殊工具が必要です。

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しかし、ギヤケースを外すのに前のネジが硬い!ヤバイ!折れそう~~~!って言うところで
パキっと・・・外れました。心臓に悪い!ホントに怖い・・

その代わりに・・というのもなんですが、アノードメタルのネジは何の躊躇もなくポキリ!
しかし、これはアノードを取り替えれば問題なし!
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さすが超耐水。下から照らしてみてもフロートチャンバーもヘッドカバーもサビ無し。
試運転はすこぶる快調!

整備できましたよ~。
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