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Channel: YESのやっさんのブログ
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DF2の初期型をジャンクで復活致しました。

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DF2がかからない。
ヘッドカバーのボルトが折れてる。
プッシュロッドが曲がってる。と思う。
送るから修理して欲しい。と言う事で送って頂きました。

分解していきます。が、その前にスターターを引いてみるとなるほど圧縮がない・・・

大体と言われて価格も言ってしまったが大丈夫か??((笑)

DF2の場合、まずエンジンをアンダーカバーごと外します。
意外に簡単です。
インペラ交換もまずはここからになります。

ヘッドを外すと、なるほどプッシュロッドが無い・・・
このエンジンはプッシュロッドが外れると
クランクケースの中にコロンと落ちてしまいます。
前に一度、組立途中で落としてしまいもう一度分解しました・・が
逆さに振ると出てきます。教えてくれりゃいいのに・・・

そしてコイツが本命です!バルブが曲がってます。そりゃ圧縮はないですよね。
左のヘッドの右側のバルブが戻ってないでしょう?曲がってるのです。
イメージ 1

原因はまず間違いなく空ぶかしによるオーバーレブだろうと思います。
ニュートラルでスロットルいっぱい吹かす人をたまに見かけますが
絶対にやめて下さい。

さらにブ~~ンとやっといてギヤをガツン!と入れる・・と
ギヤが割れます。

さて、プッシュロッドは大丈夫でしたが
バルブは交換、ヘッドは大丈夫だと思うけどネジが折れてるし・・・

しかし、YESには中古部品があります。
水没後時間が経って送られてきたけど手遅れだったDF2が分解したまま
塩抜きは出来てます。

しかも修理機は2008年モデル、部品は2014年モデル。
こりゃ使わない手はない!バルブなども大幅に改良されてます。
腐食の具合も部品取りのほうが遥かに綺麗です。
イメージ 2

合うのかな???あちこち測って合わせてみた結果、使えそうです。
念の為、クランクケースも割って各部を確認しました。
ここの分解は、細かい部品が多くて最初ちょっと大変でした。

イメージ 6

サーモスタットが口あいたまま死んでます・・これも部品取りから外しました。
オーバーヒートも経験済み・・らしい。ドMエンジン?
イメージ 3

オーバーヒートの原因はこれかな?スナがどっさり出てきます。
パイプも掃除しなくちゃ・・
イメージ 4
初期型のインペラは4枚羽。年式相応の部品を発注しましたが
現在の6枚羽タイプが送られてきました。
統一されてるようですね。

どんどん組み立てていきます。キャブも一応点検すると中身は綺麗でしたが
チャンバーのドレンボルトが折れてます。
これも中古部品を使います。
イメージ 5
ヘッドの色が違うので組み立てたらブラックジャックの顔みたいになりました。
イメージ 7

エンジンを乗せる前にギヤケースを組みます。
念の為、圧力テストをしましたが、シフトロッドが刺さってないと測れないので
組んでからテスト。問題なし。ギヤオイルはコテコテでちょうど交換となりました。

始動テストも難なく終了して調子もバッチリです。
事前にお知らせしておいた価格に収まりそうです。
中古がなかったら・・・すぐに連絡することになったと思います。

良かった良かった・・・

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